他言語と比較&相性がいい言語
Javaが得意とすることがわかったら、他言語とJavaを比較してみましょう。Javaとの相性がいい言語について知ることで、スキルアップのヒントを得ることができます。
Javaと他言語の比較
Javaと比較するのは、「C/C++」「PHP」「Ruby」「C#」「COBOL」という5つのプログラミング言語です。C/C++とJavaを実行速度というポイントで比較してみると、Javaのほうが遅いといえるでしょう。ただし、プラットフォームを選ばずポインタ操作もないJavaのほうが、同じオブジェクト指向言語として完成度が高いと考えることができます。PHPはWeb開発に特化したスクリプト言語なので、実行速度はJavaよりも遅くなります。
PHPと同じスクリプト言語のRubyは、日本人が開発したプログラミング言語として有名です。主な用途はWeb開発であることから、なんでもできるJavaと比較するとできることが限られている印象です。C#とJavaはよく似ているプログラミング言語ですが、C#はMicrosoft社製なのでWindowsでしか動かすことができません。COBOLについては、過去に開発されたものが多く残っているプログラミング言語で、Javaとは異なる事務処理系の言語としての確固たる地位があります。
Javaと相性がいいプログラミング言語
Javaと相性がいいプログラミング言語として紹介するのが、「Ruby」と「Python」です。どちらも人気の高いプログラミング言語です。日本で生まれたRubyは、アメリカでも好んで使われています。広く知られている特徴は「読みやすく書きやすい」という点です。エクセル関数を普段からよく使用している人ならば、比較的なじみやすいプログラミング言語です。Javaに比べると処理速度が遅くてプログラムも単純ですが、今後Javaを習得したいと考えている人にはおすすめです。Pythonは、プログラミン言語のランキングでトップを飾るほどの人気ぶりです。Javaと同じGoogle3大言語のうちの1つとしても有名で、Facebookの開発にもPythonが使用されています。日本だけで見るとPythonよりもRubyの人気が高く、国内のみの活動を視野に入れているエンジニアにとってPythonの魅力が少し薄いかもしれません。しかし、グローバルに活躍することを視野に入れているエンジニアであれば、最も将来性があるプログラミング言語と考えることができます。RubyやPythonのスキルとJavaのスキルをセットで持っていれば、さまざまな仕事に関わるチャンスを逃さずキャッチできるでしょう。
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